はじめてのりゅうがく 〜トロント大学〜

来なきゃわかんないこと、役に立つこと、おもしろいことがぽんぽん落ちてくる場所🚀

トロント大学の授業③📚《Political Science(政治学)》

Heyyy

トロント大学では中間テストの時期に入って、みんな顔に疲れが見えています(笑)

日本の大学は晴れて春休みですね!いいなあああ💭

 

さてさて、少し間が空いてしまいましたが!最後の授業紹介です😉

今回は日本の大学でもかなり人気な分野のひとつだと(私が勝手に)思う、

政治学について!今回も交換留学生の一人にお話を聞きました!

英語では"Political Science""International Relations"も含まれるかと思います!

 

ネイティブスピーカーに「私より発音綺麗…」と言わせてしまうほど中国語が堪能な、ふわふわハイスペック女子が書いてくれてます(笑)

さっそくどうぞ〜

 

 

日本の大学では国際関係論専攻で、特に東アジアの国際関係に興味があったのですが、お目当てのトロント大学のコースが自分が思っていたのと少し違い…

アジアメインで来るはずが、結局カナダ&平和構築&アジアというラインアップに…

それでも楽しんでるぜぃ♪

 

授業紹介👏

CAS310 Colonialism in Asia

(CASは Contemporary Asian Studiesの略!)
【難易度 ★★★☆☆ / 課題の多さ ★★☆☆☆ / おもしろ度 ★★★★☆】

規模:大教室 50人程度 / 評価方法 レポート3本 / 授業の種類:lecture (2時間)

アジアの植民地主義をなぜカナダで?と思った方も多いはず。

現代アジア研究のコースで、秋タームの授業です。

日本の植民地主義をがっつり扱うのかと思いきや、人種ってなんだろう、自由でなんだろう、と考えた上で、ヨーロッパ・アメリカの植民地主義帝国主義、そして日本の植民地主義を学びます。

植民地主義って日本でいうと、そのイデオロギーや戦争の歴史にフォーカスすることが多いけれど、この授業は私たちが生きる「今」に結びつく形帝国主義植民地主義を捉えていて、目から鱗」現象が多発しました。


課題はReading70ページから100ページとそこまで大変でもなく、またテスト代わりにレポート3本、かつ詳細なコメントを入れて返却してくれるという親切な授業!
地球の裏側でアジアのことを学ぶのもなかなかにおすすめ😏

 

 

POL312 Canadian Foreign Policy

(POLはPolitical Scienceの略!)
【難易度 ★★★☆☆ / 課題の多さ ★★☆☆☆ / おもしろ度 ★★★★☆】
規模:大教室 70人くらい / 期末テスト×2+レポート / 授業の種類:lecture (2時間)

国際関係論を専攻する3年生の必修授業で、秋・冬学期通しての通年のコース

その名の通り、カナダの外交政策を学びます!

1学期目は、カナダ外交研究の第一線で活躍するKirton教授による講義でカナダ外交の歴史をおさらいし、カナダはアメリカに追従する小国なのか、多国間関係を重視するミドルパワーなのか、それとも国益を追求する大国なのかという3つの理論で分析!

2学期目は国防、貿易、先住民族フェミニズムなどテーマ別により詳しく!


毎週の課題は100ページくらいのリーディング!授業中には学生の意見を求めることも多く、現地の学生がどう考えているのかを聞けるチャンス!
カナダは多文化主義多国間関係!人権!ソフトパワー!というイメージが(いい意味で)崩壊する授業です笑

 

 

TRN421 Fragile & Conflict-affected States in Global Politics

(TRNはトロント大学内のTrinity Collegeが提供する授業!)
【難易度 ★★★★★ / 課題の多さ ★★★☆☆ / おもしろ度 ★★★★★】
規模:定員15人 / 評価方法:ディスカッション貢献度・個人プレゼン(10分)・レポート1本 (前期、・3000-4000字)・グループワーク (後期・40分のプレゼン+1万字の報告書) / 授業の種類:lecture (2時間)


こちらも通年コース。私が履修した中で唯一の4年生向けの授業で、大学院生も履修しています。脆弱国家、開発援助、民主化、平和構築、ケーススタディと、紛争解決を包括的に扱います。


毎週の課題自体は100ページほどのリーディングと平均的ですが…

総勢13人で、白熱したディスカッションをたっぷり2時間、これぞ北米!という授業。みんな話すのが速い、自分の意見を組み立てるのも速い、手を挙げる動作自体が早い、もはや他の人が話している間に手を挙げて待っている…マッハで進むディスカッションに振り落とされないようにへばりつくのに必死です…!

それでも発言しなければ、今週の100ページのリーディングをやった意味がない!と、終わった後はげっそり…😇


授業内容が本当に面白いことは言うまでもなく、クラスメイトのバックグラウンドも多様で、みんな優秀!

大教室でのレクチャーが比較的多い中で、履修して本当に良かったと思っています。
アカデミックな刺激を楽しみたい方は、1学年上のコースに挑戦してみても??

 

 

ANT341 Transition in China

(ANTでAnthropologyの略!)
【難易度 ★★★☆☆ / 課題の多さ ★★☆☆☆ / おもしろ度 ★★★★☆】
規模:30人程度 / 評価方法 中間・期末・レポート1本 / 授業の種類:lecture (2時間)

冬タームの、人類学のコース。

戦後の中国の歴史を人類学の視点からミクロに学べるのが魅力(政治学や国際関係論だとどうしてもマクロになりがちなので〜)
課題は毎週100ページ前後のリーディング!といっても教科書が、戦後中国の大きな歴史の中でChen villageという1つの村にフォーカスして、細かい人間模様や権力争いなど描いているので、小説のチャプター3つくらいの気持ちで読めちゃいます❣️
授業も講義だけではなく、生徒との対話もしっかりあり、映像も取り入れていて、2時間でも飽きないように工夫されています〜

 

 

はい!いかがでしたでしょうか!

前回までに紹介したLinguisticsやEnglneeringとはまた違って、ディスカッションやグループワークがベースになってくるのがPolitical Scienceです💡

カナダのことを学んだり、アジアのことをカナダの視点から学んだりっていうのもカナダ留学でしか叶わない貴重な経験ですよね✨

 

(ちょっと大事な)まとめ

さて、ここまで3記事も使って長々と授業紹介をしてきたわけですが、

決していい授業をおすすめするのが狙いではないです!

授業紹介の最初の記事で書いた通り、これからトロント大学に留学に来るみなさんに

「はっきりした留学のビジョンを持ってもらって、不安を軽くする」のが目的!

 

授業への不安な気持ちって、留学前の自分をそわそわさせてしまうし、

新しい環境にいるだけで無意識のストレスをたくさん感じてしまうのに、授業が始まって「予想を超える忙しさ」にぶつかると、精神的に辛くなってしまったりします。

 

だから、みなさん自身の中でなんとなーくクラスの重さとか、様子とか、レベルとかを予想してもらえるように、全く違う3分野の授業を本当に正直に紹介しました!

 

「余裕がありそうだから、旅行やボランティアについても調べてみよう!」とか「自分にはきつそうだからミニマムの3コースから始めてみようかな」とか、自分のキャパシティに合わせて生活パターンを考える参考になったら嬉しいです😉

 

今回も長くなりましたが、このあたりで!

また次回〜👋


このブログが参考になったらポチッとして帰ってくださいね🐾
にほんブログ村 海外生活ブログ トロント情報へ
にほんブログ村